バニングとは?


1960年頃、アメリカ西海岸辺りで
今の日本のバニングの
祖先(?)なるものが、
サーファー達によってカスタムされていたそうです。
その車が'75〜'80年頃、日本にも海を越えて
入ってきたと言う話を聞いた事があります。
空を飛んだのか、泳いで来たのかは分かりません(^^;
(どうやって検疫所をクリヤーしたのかも??)

当時は、トヨエースやタウンエースなどの1BOX車や、
マークU、セドリックなどのハッチバック車が
カスタムの主流だったと記憶しております。
外観は、派手なカラーリングで人々を威嚇し(?)、
窓を埋めたり、サイドに丸い窓を付けたりして
クルーザーに似せた作りを施していました。
また、ホットロッド(前だけローダウンした車)は定番で、
内装にも凝っている車が多く
フルトリム(総内張り)にテーブルや椅子、
大きなウーハーボックス、流し台なんかも
積んでいる車がありました。

この時期から
ハッチバック車と1BOX車でそれぞれ
カスタム方法の違いから枝分かれしていきました。

1BOX車から進展したバニングは、
室内の広さと居住性を生かしつつ、スタイルをドレスアップする事により
使い勝手の良い目立つ自動車として
その地位を築きました。


バニングオーナーは、団結心が強く
見知らぬ土地で見知らぬバニングと
スライド(擦れ違う)した際には、あいさつ代わりに
ラッパコール(クラクションを鳴らす事)を
する習慣がありました。
しかし、最近では鳴らしても反応のないバンナーが多く、
それどころか、挑発してくる奴まで現れていると言う始末・・・(>_<)
寂しい事だと思います。


バニングオーナーのクラブも数年前までは
各地で活発な活動を行っていましたが
現在は人数も少なくなるつつあるのが現状の様です。


走っているだけで目立つバニングだからこそ
心に余裕を持って思いやり運転すれば
もっと目立つ事間違いなし!
私も一人のバンナーとして、これから先
乗れる限り大事にしてゆきたいと考えております。
(歳の事は、置いておいて・・・っと)